Scilabで学ぶフィードバック制御入門
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Xcos:例・運動方程式


ここで取り上げた、バネとダンパと台車つながった系を例にXcosでシミュレーションします。

数学モデルの作成

m 質量[kg]
加速度に比例し生ずる慣性力の比例乗数
c ダンパの減衰係数[kg/s]
速度に比例して効く減衰力の比例定数
k ばね定数[kg/s2
釣り合った点からのずれに比例した復元力の比例定数
f 外力[kgm/s2
x 変位[m]

この系の数学表現は、次式(運動方程式)となります。
・・・(a)

求めたい伝達関数 G(s) は、外力 F(s) を加えたときの変位量 X(s) の関数です。
伝達関数 変位量
外力

(a)式をラプラス変換します。




伝達関数では初期値を 0 とすることを約束していたので x(0) = 0 となり、次式が得られます。


これから伝達関数 G(s) が求まります。


Scilabで確認した時と同じように、それぞれの値を次のように決めます。
  • m = 1 [kg]
  • c = 3 [kg/s]
  • k = 2 [kg/s2

伝達関数は、次式となります。

ブロック図の作成

パレットの[ソース]、[減らす]、[Continuous time systems]から下図を作成します。


各要素のパラメータ
シンボル 概要 パラメータ パラメータの説明
ステップ入力 Step time 1 立ち上がるまでの時間
Initial value 0 初期値
Final value 1 最終値
伝達関数 Numerator 1 分子の式
Denominator 2+3*s+s^2 分母の式
グラフ表示 Ymin 0 Y軸の最小値
Ymax 0.5 Y軸の最大値
Refresh period 8 X軸の時間幅
サンプリング設定 Period 0.1 サンプリング間隔[Sec]
Init time 0 開始時間[Sec]

<メニュー[シミュレーション]→[セット アップ>
パラメータ パラメータの説明
最終統合時間 8 解析時間

<メニュー[シミュレーション]→[開始]>


ここと同じ結果を得ることが出来ました。