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ようこそ はじめに 数学の準備 高校数学 複素数 ラプラス変換 ラプラス逆変換 Scilab入門 概要 四則演算 配列 グラフ表示 プログラム1 プログラム2 伝達関数 概要 poly,syslin,csim ステップ応答法 RLC回路 周波数応答 ゲイン・位相 ボード線図 比例・微分・積分 1次遅れ,ムダ時間 パデ近似の導出 pade関数の作成 制御の安定性 ブロック線図 フィードバック 2次遅れ系 ステップ応答法 周波数応答法 ナイキスト線図 安定性の判別 判別の仕組み 安定余裕の評価 評価の例題 Xcos 入門 例・運動方程式 PID制御(Xcos) 概要 比例(P)動作 積分(I)動作 微分(D)動作 PID・ボード線図 |
PID制御(Xcos):概要PID制御は、もっとも広く使われている制御方式です。 その概要と特徴を述べます。 単純ON/OFF制御設定した目標温度にヒータを使って一定に保ちたい場合の温度制御システムを考えます。単純ON/OFF制御の場合、目標温度に対して実際の温度は高低を繰り返し、一定になりません。 PID制御の概要単純ON/OFF制御では、ヒーターからの熱量は2値しかありません。これをもっときめ細かく制御する方法の一つがPID制御です。 目標値と現在温度の差を見て、ヒーターからの熱量を制御します。 この制御の方法は、次のようになります。 偏差=目標値(目標温度) - 操作量(熱量)として
ここで、制御偏差を e(t) とすると、操作量 m(t) は次式で表せられる。 KP、KI、KDは定数です。 この式は、次のように表すのが習慣となっています。 PID制御基本式のラプラス変換PID制御の基本式をブロック図で表すと次のようになります。
これをラプラス変換すると となります。 次節では、各動作をScicosでシミュレーションしながらその特徴を見ていきます。 |