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ようこそ はじめに 数学の準備 高校数学 複素数 ラプラス変換 ラプラス逆変換 Scilab入門 概要 四則演算 配列 グラフ表示 プログラム1 プログラム2 伝達関数 概要 poly,syslin,csim ステップ応答法 RLC回路 周波数応答 ゲイン・位相 ボード線図 比例・微分・積分 1次遅れ,ムダ時間 パデ近似の導出 pade関数の作成 制御の安定性 ブロック線図 フィードバック 2次遅れ系 ステップ応答法 周波数応答法 ナイキスト線図 安定性の判別 判別の仕組み 安定余裕の評価 評価の例題 Xcos 入門 例・運動方程式 PID制御(Xcos) 概要 比例(P)動作 積分(I)動作 微分(D)動作 PID・ボード線図 |
周波数応答:1次遅れ,ムダ時間一次遅れ要素・ムダ時間要素による周波数応答をみます。 一次遅れ要素(近似積分要素)一次遅れ要素の伝達関数は次式です。したがって、周波数伝達関数は次式で与えられます。 ボード線図を描画します。
むだ時間要素水の流れる配管を考えますバルブを操作直後の流量を x(t)[m3/s]とし、配管を通ってD[s]後に放水した流量をy(t)[m3/s]とすると次の関係が成立します。 y(t) = x(t - D) これをラプラス変換するとその定義から次式となります。 ここで t-D をτと置いて、次式にします。 (τ<0 で x(τ)=0 なので、積分に影響しないので-Dを0に置き換えた) この式の積分の項は、ラプラス変換の定義そのものです。 したがって、次のように書き換えられます。 結果、ムダ時間要素の伝達関数は、次式で与えられます。 また、周波数伝達関数は次式の通りです。
これを極座標形式に変換します。
Dを1とした場合のグラフを描画します。
<実行結果> |